ようこそ地獄、たのしい地獄@国立公文書館
三の丸尚蔵館を後にして皇居東御苑。江戸城跡方面に向かいます。
ポケストップがたくさんあるおかげで歩くスピードが大幅ダウン。
どうにか、国立古文書館に到着。建物の前にはトリックアート。
地獄から鬼が飛び出てきています。
惨で残酷、おどろおどろしい地獄の世界――でもどこかちょっぴり楽しそう!? 古代インドを起源とする「地獄」は、仏教や道教と共に日本へ伝来して以降、土着の信仰などと混ざり合い、独特のイメージを形成しました。 本展では主に平安時代から室町時代にかけて成立した様々な古典籍から、古来、日本人が描いてきた「地獄」のイメージとその死生観についてご紹介します。
館内撮影可です。ありがたい。
お目当ては、河鍋暁斎の画譜。
そして、一番恐ろしかったのが《道成寺絵詞》です。僧と姫の名前が違いますが、安珍・清姫伝説とも呼ばれます。
思いを寄せた三井寺の僧の賢学に裏切られた遠江の長者の娘花姫が激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと賢学を焼き殺す話です。
こう書くと花姫が一方的に悪そうですが、そもそも賢学が修行の妨げになるのを怖れて、まだ娘だった花姫の胸を刺して殺そうとしたり、その後、清水寺で知らずに夫婦の契りを交わし(修行はどうした)、花姫だと気付いて逃げたりしたのが原因ですからね。
結局、こんな花姫はこんな姿に。
こちらも入場無料。
小林古径の《清姫》が山種美術館にあるらしい。それも観たいなあ。
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