無量寺:熊野古道 番外編

熊野古道とは関係ありませんが、今回の旅のもう一つの目的地である串本町に行きました。長谷川等伯の作品が大量に残されていることで有名な無量寺があります。以前に愛知県美術館で観ているのですが、観られる機会があるのならそりゃあ本場で観たいので、熊野古道を早めに切り上げてやってきたのでした。

無量寺は、虎関禅師の開山による臨済宗東福寺派の別格寺院です。元は入江のある地区にあったものが、津波の被害を重ねた後、現在の地に再建されました。

山門のすぐそばにフェニックスが植わっていて、いかにも南国な雰囲気を漂わせています。

本堂は再建当時のもので、天明6年(1786年)の建立です。

串本応挙芦雪館です。地域住民の協力で出来た美術館です。拝観料1300円でマスク着用、靴を脱いで上がります。マスク着用は感染症対策ではなく、作品の保護のためです。なにせ作品全てが剥き出しですから。

円山応挙や長澤芦雪の作品がところ狭しと並んでいます。重要文化財「方丈障壁画」のレプリカも展示されています。1300円払って、わざわざ熊野古道から離れて一日余計に使ってまさかのレプリカ!?と一瞬思いましたが、この後、ちゃんと収蔵庫への案内がありました。

係員に案内されて収蔵庫に向います。応挙・芦雪の襖絵55面が国の重要文化財に指定されたのをきっかけに、1990年に作られたものです。

収蔵庫でも靴を脱ぎます。入口がカーテンで仕切られ、作品にわずかでも日光が入らないよう厳重に守られていました。貸切状態で作品を堪能します。本当は一時間くらいこもっていたかったけど、係員さんを待たせてしまうのがややプレッシャーになったのと、飛行機の時間が許されないので一周して出ました。