伊佐爾波神社
山口氏のアート作品を求めて道後温泉をぶらぶら回っていた途中、道後エトランゼマップでみかけた風景に行き当たり、まだこの頃は体力もあったので寄り道。伊佐爾波神社です。
階段をふーふー言いつつ、数えながら上りました。
こちら、135段を上りきったご褒美の風景。
伊佐爾波神社は、延喜式(平安時代の法令集)にも名前がある古い神社です。祭神は、神功皇后、仲哀天皇、応神天皇、三柱姫大神。今の御社殿は江戸初期、寛文7(1667)年に竣工したので、八幡造りの社殿です。社殿全体が国の重要文化財に指定されています。
楼門。
色鮮やかで獅子や龍の彫刻が美しい建物です。
廻廊から見る石の間。
回廊をぐるっと回って後ろから見る八幡造の本殿。
檜皮葺の御屋根が見事です。
廻廊には奉納された板絵が飾られています。
《和藤内の虎退治 豫州 今治 山本雲渓 文政12年(1829)》
算額(和算の絵馬)の復元奉納品。
算額は、和算愛好家が難問が解けることを祈って奉納したもので、伊佐爾波神社には全国でも珍しく22面もの算額が残されていることから、「算額の宝庫」として知られているそうです。
上の復元品は、關家喜多次の算額で現在は失われているもの。「いま図のように、円弧内青、黄、赤、白、黒の5円を入れる。青縁の直径、赤円の直径、黒円の直径が分かっているとき、白円の直径はいくらか」というもの。
愛媛県有形民俗文化財に指定されているそうですが、傷みが激しいので写真だけ公開されています。
どの問題もさっぱりでした。
伊予の国は学問の盛んな土地だったのですね。
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