吉田屋酒店

先日トーハク帰りに谷中を散策し、カヤバ珈琲の前の通りを挟んで建っている下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)に寄りました。
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この付設展示場は、谷中6丁目で江戸時代から代々酒屋を営んでいた「吉田屋」の建物を現在地に移築したものです。
 明治43年に建てられた建物は、腕木より軒桁が張り出している出桁(だしげた)造で、また正面入口には板戸と格子戸の上げ下げで開閉する揚戸(あげと)が設けられています。

出桁と言われても、普通の民家がどういう軒の作りになっているかなんて、すぐには思い出せませんでしたが、どうやら軒を広く張り出すために、梁を支える腕木に横木(桁)が添えられている構造のようです。

揚戸を格納している部分を見上げて撮ったもの。
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入り口は揚戸と呼ばれる構造で、いわばシャッターのように戸が上げられるようになっています。戸袋がいらない分、横に広く入り口を作ることができるそうです。

屋内には、秤・漏斗・枡・樽・徳利・宣伝用ポスターや看板など酒類の販売に用いる道具や商いに関する資料を展示しています。
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白雪と白鷹の菰冠の樽や陶器製の樽が並んでいて、いかにもな雰囲気です。

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《番台》
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靴を脱いでこちらに上がることもできますし、こちらの半天を借りて記念撮影をすることもできます。

《一斗瓶》
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階段の下に大きな酒瓶。重そう。

その後、10分程歩いて谷中のひみつ堂へ。運良く、それほど待たずにお店に入ることが出来ました。
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崖の上の一本桜です。ほんのりイチゴなヨーグルトソースがあふれるほど掛かってて、写真のとおり実際あふれて届きました。ふわふわな氷の中にはドライフルーツが仕込んであるので食べごたえもありました。