牛嶋神社
三囲神社に向かって都営浅草線本所吾妻橋駅から歩くこと5分。信号の牛嶋神社前という表示に気がついて立ち寄りました。狛犬ならぬ狛牛がいることで知られる牛嶋神社です。
隅田公園側からみた一の鳥居。奥に三輪鳥居が見えています。
『江戸名所図会 7巻 松濤軒斎藤長秋 著 天保5-7(1834-1836)』の19には牛御前宮とあります。
関東大震災前は墨堤常夜灯の東側にあったのが、昭和7年(1932)に墨田堤の拡張によって現在の地に再建されたそうです。この絵を見るに、当時は三輪鳥居ではなく両部鳥居だったようです。
一の鳥居を入ってすぐのところに、さっそく牛の像がありました。包丁塚です。
三輪鳥居をくぐった先に狛牛。
反対側にもいます。
その手前、岩の上にやたらかっこいい獅子がいました。
お社は総檜権現造りの大変立派なものです。
江戸時代に鬼門守護の社として将軍家の崇敬があったとのこと。中で参拝すればよかったな。
すみだ北斎美術館がオープンした際に大変話題になった《須佐之男命厄神退治之図》の絵馬は、牛嶋神社に奉納されていたものです。元は本殿に懸けられていましたが、関東大震災で本殿と共に焼失しました。
思いがけず、葛飾北斎ゆかりの神社を訪れることができました。
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