聖徳記念絵画館
赤坂離宮から15分程歩いて明治神宮外苑へ。いちょう祭り開催中で大変な賑わいです。銀杏並木を見る前に、前々から興味があった絵画館へ寄り道です。
聖徳記念絵画館です。外苑前の銀杏並木の一番奥に鎮座する建物と言えば、あれかと思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
こちらは、明治神宮によって維持管理されている施設で、幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を描いた絵画が展示されています。
それにしても、大型バスが正面に並んでしまって、なんとも写りの悪いこと。大型車の駐車場は、もっと他の場所にすることはできないのでしょうか。銀杏しか見えてないんでしょうね。配慮がないなあ。
中央のドームから左右対称に両翼を広げた形。岡山県万成産花崗石の外壁が重厚な印象を与える建物で、当時流行していたセセッション風の幾何学的意匠が見られます。
設計者は明治末期から昭和初期にかけて官庁営繕で活躍した建築家の小林 正紹(まさつぐ)です。
玄関すぐに受付があり、施設維持協力金500円を払って入館します。
豪華なロビーや展示室は撮影不可なので、写真は玄関だけ。
地下に続く階段に化石発見。
こちらに展示してある絵画は、当初からこの建物の壁に据える目的で、当時一流の画家ら史実に基づく明治天皇と皇后の遺徳をテーマに描かせたもので、展示は年代順になっている。明治天皇の誕生を1番として40番までが日本画、41番から大葬の80番までが西洋画である。縦約2.7m×横約2.1~2.5mの巨大な絵が特別な展示スペースに収められて並んでいます。
それにしても500円は安い。建物見物だけでも楽しかった上に、あの見事な絵画の数々。大きな絵で見応えもあるので、日本画40枚を見ただけでかなり消耗し、残りの西洋画40枚は集中力を随分と欠きました。皆様、こちらに伺う際は、ペース配分に気をつけてください。結構ボリュームありますから。
帰るついでに新国立競技場の前を通ります。
数日前に完成したばかり。
そして、銀杏並木。
今年も見事に色づきましたね。
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