開山堂(両大師)で角大師護符
一ヶ月ぶりの上野公園。観光客がいないので、人出は今までの三割程度でしょうか。ここ数年ではみたことがないくらい閑散としておりました。
現在、新型コロナウイルスの感染防止のため東京国立博物館は閉館中。
出雲と大和展、もう一回ぐらい観に行きたかったんだけどなあ。
本館前のユリノキに飾り付けがしてあり、反射してキラキラ輝いていました。
形代でも貼って呪術系展示でもしているのかと思って単眼鏡を覗きましたが、そういう風なものではありませんでした。あたりまえです。二週間後のお楽しみですね。
本日のお目当ては、トーハクのお隣の開山堂です。
天台宗、開山堂は東叡山寛永寺の開山である慈眼大師・天海と、天海が尊崇していた慈恵大師・良源の二人の大師をお祀りしていることから、古くから両大師と呼ばれています。ちなみに東京で唯一の門跡寺院でもあります。
現在、新型コロナウイルス騒動の真っ只中。疾病の厄除けと言ったら角大師さんですから、慈恵大師をお祀りしているお寺さんへ行こうと思ったわけです。
境内はとても静か。私以外誰もいなさそう。
護符を貰いに参詣者が殺到してるのかと思ったのに、そんなことはないようです。宣伝が足りていませんね。
門をくぐって右手すぐに阿弥陀堂。方形屋根の本瓦葺きで宝珠がついている。
中には阿弥陀如来像、虚空菩薩像、地蔵大菩薩像の三体がありました。
参道を進むと左手に手水舎がありました。転びが大きな四方吹き放し。岩から半身を突き出した形の龍口です。
先週行った京都では、どこの手水舎も新型コロナウイルス対策で使用不可になっていましたけど、まだこっちではそれほど過敏に対策されていないようです。境内閑散としてましたが、気にはなるので手だけ清めます。
御本堂です。入母屋造りの本葺き一体瓦。正面に向拝がある。
お堂に入って参拝できますが、中は撮影禁止です。厳かな講堂でした。
参拝後、角大師の護符を頂きました。魔除けの護符です。まるで悪魔の絵のようにも見えるでしょう。その通りです。
平安時代、霊力の高い大師良源大僧正が鬼の姿となり疫病神を退散したときの姿を写し取ったものだそうです。鬼の絵だから、禍々しくて当たり前なのでした。密教ってそういうの多いよね。
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