MOMATコレクション@東京国立近代美術館
国立公文書館を後にして、隣の東京国立近代美術館(MOMAT)へ。さすがに疲れたので、こちらのレストランでケーキでも食べたかったのですが、ランチしかなかったので断念。4階の眺めのよい部屋でしばし休憩。皇居と丸の内のビルが見えます。
館内撮影可。ありがたい。
所蔵作品数がとてつもなく多いので目が回ります。
1室「ハイライト」
3,000㎡に200点以上が並ぶ――この贅沢さがMOMATコレクションの売りです。しかし近年、お客さまから、「たくさんあり過ぎてどれを見ればいいのかわからない!」「短時間で有名な作品だけさっと見たい!」という声をいただくことが増えました。そこで、重要文化財を中心にコレクションの精華をお楽しみいただける「ハイライト」のコーナーを設けることにしました。
岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》
岸田劉生《麗子像》
草間彌生《残骸のアキュミレイション(離人カーテンの囚人)》
奈良美智《Harmless Kitty》
2室「光のかがやき」
中沢弘光《まひる》
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3室「恋とクリームパン」
創業1901(明治34)年、今も新宿に本店を構える菓子舗、新宿中村屋。創業者の相馬愛蔵・黒光こっこう夫妻は芸術を愛し、店には多くの若い芸術家が集いました。彫刻家の荻原守衛、中原悌二郎、戸張孤雁、画家の中村彝つね、柳敬助などです。中村屋は「大正デモクラシー」と呼ばれた自由な時代の雰囲気をよく表す、この時期を代表する芸術サロンでした。
さて、もともと芸術サロンはヨーロッパで成立したものですが、そこでもっとも重要だったのが、才能ある人々を引き寄せる魅力的な女主人の存在です。中村屋の場合、それは黒光でした。荻原守衛は黒光を愛し、《女》には黒光の面影があると言われます。
荻原守衛《女》
5室「集められたのには理由がある」
安井曽太郎《金蓉(きんよう》
梅原龍三郎《噴煙》
2階ギャラリー4
「奈良美智がえらぶMOMATコレクション 近代風景~人と景色、そのまにまに~」
「麻生先生にお願いして松本竣介など、すでに他界した仲間たちの人となりを語ってもらう時、僕は子犬のような眼をして真剣に先生の話を聞いていた」 ―奈良美智―
松本竣介《果物を持つ少年》
ところどころに奈良さんのドローイングも展示されています。
近代美術とは関係ないけど、ミュージアムショップで北斎と光琳と芳中の豆本を購入。
丸の内まで戻って、丸善ビルで早矢仕オムライス。
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