別府秋葉神社
ゴールデンウィークの別府三日目、蓮田温泉からの帰り道で秋葉神社に行き当たりました。温泉の街だもの、火の神様を祀るのに不思議はありません。
別府市内を東西に走る秋葉通りの由来となっています。
表参道
参道は東向き。社号標、この地域でよく見る石造りの台輪鳥居。柱に大正四年六月、浅利喜兵衛の文字が読めます。
石造りの手水鉢
由緒
別府秋葉人社由来記
御祭神は火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおみかみ)と申し上げ 伊邪那岐・伊邪那美、二柱の神の御子で火の主宰神であります。亨保十乙巳歳(一七二五年)遠江国秋葉山本宮秋葉神社より勧請し村人の尊崇を集めてまいりました。
別府秋葉神社内掲示板
御神徳は火の幸を恵み悪火を鎮め諸厄諸病を祓い除く火防開運の神として 火災消除、家内安全、厄除、開運、商売繁盛、工業発達の御霊験あらたかなものがあります。
旧別府村は天領(徳川幕府の直轄地)でこの付近旧仲町には蔵屋敷と呼ばれる一劃がありました。
当時の別府市は南町、仲町、本町、北町の四町と住吉浜、中浜、楠湯浜、海門寺浜の四浜で形成され町は半農半商、浜は漁を業とと、仲町がその中心で(商家軒を並ぶ)と誌されております。
境内正面入口南側の手水鉢は亨保十七年(一七三二年)霜月吉日南石垣村の矢田氏より寄進されたもので境内最古のものであります。
狛犬
大正十五年(1926年)建立の玉乗り狛犬。
後ろ姿がたまりません。
社殿
拝殿は、瓦葺きの入母屋造りで向拝つき。
垂をつけた立派なしめ縄と榊が飾られていました。
拝殿奥の額に七葉紅葉紋が見えます。秋葉神社の神紋です。
木鼻に玉眼入りの阿吽の獅子。右が吽形、左が阿形だったのに、写真の配置を逆にしてしまいました。
流造の本殿が少しだけ見えました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません