鈴木其一 江戸琳派の旗手(前期)@サントリー美術館
まず和楽で予習。琳派楽しい。
そして、其一展の初日に突入。
会場内は思いの外空いていたので、リラックスして観賞できました。
今回の展示では、初期から晩年の作品まであますとこなく展示してあります。
其一の作品はとにかく色がきれいです。150年以上も経っているのに、最近描かれたかと思うような色彩です。高級な画材をふんだんに使える後ろ盾があったことを想像させますし、当時から高く評価されて大切に扱われてきたからこそなんでしょう。
雪が落ちる音まで聞こえてきそうな《雪中竹梅小禽図》、画面いっぱいに垂れ下がる《藤花図》の優雅さ、《日出五猿図》のめでたいこと。
そして、圧巻の《朝顔図》。しびれます。この朝顔図は光琳の杜若図屏風と色彩構成が似ているのでよく比較されるようですが、同じ六曲一双でもひとまわり朝顔図の方が大きい上に、朝顔の弦がうねるように描かれていることで、迫力は朝顔図が勝ります。
よほど自信がないと、こんな大胆なものは作れませんよねー。
《杜若図屏風》は毎年春に根津美術館で観ることができます。
其一の絵はどこかわざとらしい。きわどい色遣い、自然ではない怪しい感じが魅力に思えます。
お目当ての夏秋渓流図屏風がなかったので、展示替後に再訪予定です。
帰りに麻布十番で小豆ミルク。
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9月だというのに、まだまだ暑い日が続きます。
其一がイイ男で出てるというのを友達から聞いたので「麗しき花実」。そして、来月から始まる仙崖展に向けてのウォーミングアップ。予習実践復習、時間がいくらあっても足りない博物館沼(ズブズブ
一週間後、作品入れ替えもないのに再訪。
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