東寺
連休二日目は東寺へ行きましたので、その覚書です。
南門から入ります。
平安時代、東寺は平安京の入口である羅城門の東にありました。つまり平安京の南端です。
東寺の境内を通り、東寺宝物館へ。
この時は「東寺観智院の歴史と美術 ―高僧と名宝―」展をしていました。
《◉後宇多法皇宸筆東寺興隆条々事書案并添状案(東寺文書御宸翰一) 1巻 紙本墨書 縦32.0cm 横244.0cm 鎌倉》
《◎五重小塔 1基 本瓦形板葺 総高160cm 鎌倉》
《◉東宝記 第一 1巻 紙本墨書 縦34.3cm 横2211.0cm 南北朝~室町》
《不空羂索観音像 1幀 絹本著色 縦108.2cm 横47.9cm 鎌倉》
《◎蘇悉地儀軌契印図 1巻 紙本墨書 縦26.4cm 横446.4cm 唐》
《◎千手観音菩薩立像 平安時代 木造漆箔》
東寺の象徴《◉五重塔 江戸時代(寛永21年/1644年) 木造 本瓦葺》です。
徳川家光の寄進によって建てられ、現存の日本の古塔で最も高く、総高が55メートルあります。
《◉金堂 桃山時代(慶長8年/1603年)入母屋造 本瓦葺》です。
平安遷都とともに建立された東寺の本堂です。一度焼失して、この建物は豊臣秀頼が発願し再興したもの。
《◎薬師三尊像 桃山時代(慶長8年/1603年)木造漆箔》
写真を撮り忘れましたが、《◎講堂 室町時代(延徳3年/1491年) 入母屋造 本瓦葺》にも入りました。羯磨曼荼羅(立体曼荼羅)という曼荼羅を仏像を配置して表したものがありました。どの像も国宝や重文の見事なものでした。
北大門から北総門までの参道は、櫛笥小路といって平安時代からそのままの幅で残っている京都市内ただひとつの小路なんだそうです。その小路にある観智院にも行きました。
《◉観智院客殿 桃山時代(慶長10年/1605年) 入母屋造 こけら葺》
床の間に宮本武蔵筆の《鷲の図》、そして襖に《竹林の図》がありました。
本堂には《◎五大虚空蔵菩薩坐像 唐時代 木造》があります。五尊は蓮の花弁で象られた蓮台に結跏趺坐していて、獅子、象、馬、孔雀、迦楼羅という鳥獣の上に鎮座しています。かっこいいのなんの。
その右には《愛染明王坐像 江戸時代 木造彩色》もありました。
それにしても、10月だというのにとんでもなく暑い日でした。東寺をぶらぶら歩くだけでもバテてしまいました。
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