浅草神社 三社祭

2024年5月21日

東京の初夏の風物詩三社祭が始まりました。五月晴れと言うには暑すぎる陽射しです。仕事を後回しにして地下鉄で浅草に向かいました。

インバウンド観光客が半分以上といった感じの浅草寺境内です。

社殿の裏には出店もたくさん並んでて、築地並のフードコートとなっております。

個人的には祭りの出店は雰囲気を食べる以上の楽しみを見いだせないのでスルーですが、神事に興味ない人ほどこちらが目当てのようなので、賑いの創出って難しいなとつくづく思います。

浅草神社

祭りが始まって人が集まる前に二天門から浅草神社へ向かいます。

一の鳥居は石造りの神明鳥居です。例大祭の大幟りが立っています。

大変立派な天保七年製の江戸獅子型狛犬です。

本社は権現造りで、拝殿だけ瓦葺き。こちら内部の装飾が大変素晴らしく見応えがあります。

大行列の時間が迫ってきて、雰囲気が盛り上がってきました。

1時20分、馬道通りに大行列がやってきました。日陰になってる道路の反対側で待っていたので、慌てて移動します。

芸姑連、白鷺の舞、お囃子屋台、びんざさら舞の行列です。

馬車道で大行列を見送った後、行列が境内に戻ってくるまで日陰で待機。

しばらくしたら、神楽殿でお囃子が始まりました。

午後2時、境内に大行列が入ってきました。

本殿で奉納舞の準備が進む中、神楽殿で十童子のお披露目がありました。

午後2時20分、浅草神社と三社祭の紹介の後、社殿で獅子踊りとびんざさら舞が奉納されました。

こちらは幣殿で行われる神事です。拝殿を取り囲む参拝客からは遠くてほとんど見えません。

人垣の中から「全然見えないじゃない、これはダメよねー」と聞こえてきました。お金払って見ているわけでもないのに、何様でしょう?もしや、神様?(笑

奉納舞の後、神楽殿でもびんざさら舞の奉納がありました。こちらでも浅草神社と三社祭の紹介がありました。

推古天皇の御代3月18日の春麗らかなる朝、漁師の檜前浜成と武成兄弟が観音様を海で拾って持ち帰り、それを土師真中知が祀って浅草寺となり、後に土師氏の子孫がその三人を郷土神として祀ったのが三社権現(浅草神社)の起こりとなったことが語られます。

びんざさら舞が奉納されます。

田楽の一種ですが、格式があって洗練されています。

びんざさらがジャッジャと音を立てて空気に緊張が漂うところが密教的なのが、いかにも平安時代に起源を持つ舞踊といった感じでした。

よいものを見ました。

氏子各町神輿連合渡御

三社祭の二日目は、豊洲市場で朝ご飯をすませてから浅草に走りました。

小田保でカツオとミョウガのサラダ定食 | いっしょくた

参拝客を避けて花やしき通りを抜けて浅草寺の裏の広場に向かいました。着いた時には既に多くの神輿が集まっていました。

どんどん町神輿が集まってきます。こんなにたくさんの神輿を一度に見たのは初めてです。

約100基の神輿が順々に浅草寺を出発します。

馬車道通りでお神輿に遭遇。

浅草寺から出てきたお神輿は隣の浅草神社でお祓いを受け、お囃子の響く参道を進みます。

浅草寺の境内いっぱいに人垣と神輿があふれていました。

数年前までは半裸で入れ墨を見せつける方々が目立つ祭りだったためか、警察もたくさん出ていました。