日本美術の流れ@東京国立博物館 本館
上野のお山に春色が増えてきました。
ソメイヨシノが並ぶさくら通りもお花見の準備が整いました。気の早い木がちらほらあります。
噴水前のカンヒザクラがよく咲いていました。色が濃くて華やかです。
久しぶりの東京国立博物館です。一ヶ月半ぶり?かなり日が空きました。
本当はこの日、今月末が期限のミュージアムシアターの券を使う気満々でトーハクに行ったのですが、火曜日の上演はないんですと。ガッカリです。
恒例の「博物館でお花見」イベント開催中です。
桜スタンプラリーをしながら本館の常設展を回ります。
以下、気になったものについて写真を少し残します(◉は国宝、◎は重要文化財、◯は重要美術品)。
本館2階 日本美術の流れ
本館 2室 国宝 花下遊楽図屏風
《◉花下遊楽図屏風 6曲1双 狩野長信筆 江戸時代・17世紀》
麗らかな春爛漫の景。今からおよそ400年前の華やかなお花見の様子です。向かって左の屛風では、お堂の前で繰り広げられる風流踊り。刀を持った男装姿の女性たちは、慶長年間(1596~1615)初めに出雲の阿国(いずものおくに)が始めた歌舞伎踊りを舞っています。当時の最新ファッションを表した華麗な衣装と、軽やかな舞の群像表現は見ごたえ抜群です。
本館 3室 仏教の美術―平安~室町
讒言によって配所で死んだ菅原道真(845-903年)の霊を天神として祀る北野天満宮の草創の由来と,その霊験譚を集めた「北野天神縁起絵巻」は,社寺縁起絵巻の中でも,最も流布したもので,遺品も多い。
本館 7室 屏風と襖絵―安土桃山~江戸
《源氏物語図屏風(若菜上) 6曲1隻 伝土佐光則筆 江戸時代・17世紀》
《舞楽図屏風 6曲1双 狩野永岳筆 江戸時代・19世紀》
本館 8室 暮らしの調度―安土桃山・江戸
《椿蒔絵硯箱 1合 江戸時代・19世紀》
鍋島焼は肥前鍋島藩の藩窯として貴族,上流武家を対象として作られ,中国様式から離れて,純和様の孤高唯美の世界を作り上げた。この作品も染付と上絵を使っていっぱいに桜樹を描き,精選された材料と熟達した技術によって,わが国の色絵磁器の中でも最も完成度の高いと言われる鍋島焼ならではの作品となっている。
本館 8室 書画の展開―安土桃山~江戸
《武州金沢図 1幅 狩野〈晴川院〉養信筆 江戸時代・19世紀》
《伊勢物語絵巻 巻第二 1巻 絵・住吉如慶筆、詞・愛宕通福他筆 江戸時代・17世紀》
本館 10室 浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)
《飛鳥山図 1幅 鍬形蕙斎筆 江戸時代・19世紀》
《三代目沢村宗十郎の大伴黒主 1枚 東洲斎写楽筆 江戸時代・寛政6年(1794)》
《浮繪三迴之圖 1枚 歌川豊春筆 江戸時代・18世紀》
《百人一首うはかゑとき・小野の小町 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀》
《名所江戸百景・真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図 1枚 歌川広重筆 江戸時代・安政4年(1857)》
本館1階 ジャンル別展示
本館 13室 刀剣
《藻に鯰図三所物 1組 伝後藤乗真 室町時代・16世紀》
本館 18室 近代の美術
《龍頭観音像 1幅 河鍋暁斎筆 明治時代・19世紀》
《花下躍鯉 1幅 飯島光峨筆 明治7年(1874)》
《竹取翁 1躯 米原雲海作 明治43年(1910)》
《維盛高野の巻 1巻 前田青邨筆 大正7年(1918)》
《色絵花鳥文大皿 1枚 精磁会社 明治26年(1893)》
今年も無事、桜バッジもらいました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません