足立美術館:出雲詣 その11
たとえ時間に余裕がなくても、諦めたらきっと後悔すると思って、行ってきました。足立美術館です。
カーナビの案内に従って足立美術館到着。
あれ?思ってたのと随分印象が違う。
大型バスを何台でも受け入れそうな広大な駐車場。これ紅葉シーズンとかになると埋まるのかな。
駐車場に面して、かなり大きな施設が2棟。右は新館、左は休憩室やお土産売場です。
2棟の間を通って進んだ先に足立美術館入り口。
館内、庭園は撮影可ですが、展示物の撮影は禁止。
庭園
苔庭
枯山水を眺められる広間
生の額絵
池庭
池庭の石灯籠
春日灯篭で火袋が六角柱。火口に七宝、二面に逆さ獅子、受けにサルが彫られている。
生の掛軸
茶室の海鼠塀を見ながら庭に抜ける。
白砂青松庭
庭からふと視線を外すと、美しい竹穂垣の垣根があったりします。
秋季特別展
館内では、『〈改元記念〉 名画でふり返る明治・大正・昭和の日本画』『足立美術館名品選Ⅲ 動物画』『秋の横山大観コレクション選』の展示がありました。私が近代日本画の良品をこれほどまとめて観る機会はそんなにないので、時間を惜しみつつも目を皿のようにして、観て回りました。
気になったもののリストを挙げておきます。
《竹内栖鳳 小春 昭和10年頃(1935)》
《竹内栖鳳 仔犬 昭和10年頃(1935)》
《竹内栖鳳 野雀弄梟図 明治31年頃(1898)》
《横山大観 曳船 明治34年(1901)》
《川合玉堂 夕月夜 大正2年(1913)》
《今村紫紅 俵藤太物語絵 大正2年(1913)》
《小林古径 木蓮 大正8年(1919)》
《土田麦僊 黄蜀葵 昭和7年(1932)》
《横山大観 鼬 大正15年(1926)》
《横山大観 紅葉 昭和6年(1931)》
《横山大観 瑞祥 昭和18年(1943)》
《横山大観 中秌之月 昭和28年(1953)》
慌ただしく美術館を離れ、夫と車の中で印象に残ったものを挙げてみたら、お互い竹内栖鳳の作品が多かったような。私が、大観のは木賊と鼬の絵がよかったと言ったら、夫に「一番大観らしくないやつね」と笑われました。
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