太宰府天満宮

福岡市から西鉄で移動して太宰府へ。

鳥居と参道

太宰府天満宮に続く石畳の参道には延々美味しそうなお店が連なります。

朝食がてら梅が枝餅をお汁粉で頂きます。こちらお庭が大変見事でした。

三の鳥居と御神牛像

三の鳥居の前に御神牛像があり、神牛像を撫でるための長い行列ができていました。

境内図

狛犬

心字池の前に天辺に狛犬が乗った石灯籠がありました。

立派な狛犬です。

太鼓橋と心字池

心字池に大きな太鼓橋が架かっています。自然と亀戸天満宮の太鼓橋を思い出しました。亀は見かけないけど。

大鳥居・手水舎他

心字池の後、大きな鳥居をくぐったところに手水舎。その先の宝物殿との間に麒麟像と鷽像があります。麒麟が妙にリアリスティックなのに比べて、鷽のデフォルメされたフォルムが可愛らしいのでした。

楼門

心字池側からは一層目に大きく屋根が広がって、二層目の屋根と重なって重厚な造りなのですが、回廊内からは一層目のそれが見えない構造になっていてスマートな姿に様変わり。この風変わりな設計は、近代神社建築の重鎮である安藤時蔵によるもの。安藤氏は伊東忠太指導の元、明治神宮の南神門の設計をしている。

楼門前の狛犬、楼門の左右に控える随身、楼門前の石灯籠に張り付いているのは獅子?まさか白鐸?

仮殿

楼門をくぐったら、やけに斬新な拝殿が現れました。どうやら最近作られた仮殿とのこと。藤本壮介氏設計の令和風な造りです。音響監修がNFなのが興味深く思いました。

仮殿は参拝者から丸見えなので、神職のご祈願の様子もよく見えます。

本殿

現在、令和9年に迎える「菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭」記念事業の一つとして、124年ぶりの大改修中。

124年ぶりって!!ここ数年、九州の神社を回るたびに令和の大改修に当たってきましたが、まさか太宰府でもとは。運が悪いにもほどがあります。

飛梅

玉垣内の池の辺にある狛犬はひょうきんなお顔。神牛像は撫でられすぎて頭がピカピカです。社殿脇の梅がいわゆる伝説の飛梅です。

本殿が覆われているので、回廊をぐるりと眺めます。

相輪塔

塔婆を簡略化した仏塔の一種。神仏混淆時代の痕跡で、九州にはこの一基だけという。

一旦竈門神社に行って、戻ってきました。竈門神社へ続く宝満通りからは煉瓦造りの宝満宮参拝隧道(お石トンネル)を通ります。

お石トンネルの先に茶屋があります。

お石茶屋

天満さんの境内に入ってお茶屋で昼食を取りました。

絵馬堂

横に長い社務所を横目に絵馬堂へ。絵馬堂の前で猿回しの大道芸をやってて大変多くの人が集まっていました。天井に奉納された数十点の大きな絵馬が架けられています。

宝物殿

宝物殿というより博物館ですよね、これ。天神信仰にまつわる展示を期待して入館しました。

特別展『描かれた天神さま』が開催されていました。

入口入ってすぐに漫画『応天の門』の道真公が!
《騎牛帰家図 榛原薬》です。

その他にも様々な時代に描かれた道真公のお姿が展示されています。
それにしても、緊張感漂う軸の中に仙厓さんの絵が混ざると爆発力が凄まじいな。

《山水花鳥図屏風 狩野山雪筆 江戸時代(17世紀)》も見応えありました。